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ハワイ発、ハワイとは関係ない日々の食べ物記録+α(~2005年2月)
by zochika
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日本より19時間後れだよ。

最後の日 その(2): 鯨さがし
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ハワイを去る前にどうしてもしておきたかったこと、それはもういちど鯨を見ることでした。冬の間、ハワイ諸島の近海では、冬を越すためにアラスカから南下してきた鯨を見ることができます。ハワイにいた2年間に、わたしが鯨を見たのは2回。どちらも、ビーチにいるときに、沖にいる群れを見ただけでしたが、初めて本物を見たときはほんとうに感動したのを覚えています。

その同じ場所へつい数日前に日の出を見に行ったとき、また鯨が見られるかなという淡い期待を抱いていたものの、そう運よくいくはずもなく、鯨が見たいという気持ちは高まるばかり。そこで、ホノルル滞在に最後の望みをかけて鯨ウォッチングツアーの予約を入れたのでした。




ハワイ島を後にしてホノルルに到着したその翌日が、事実上ハワイ最後の1日。1日3回あるツアーのうち初回のツアーに申し込みました。前日は気合を入れて早寝(…というか、単に寝不足+疲労で撃沈しただけですが)。

早起き客15人ほどを乗せた船はワイキキの西にある船着場を7:30に出発。東方向にワイキキビーチとダイヤモンドヘッド、その上にはぐんぐん昇る太陽、手前には早朝だというのに(というよりも、早朝だからこそ)サーファーの群れ。
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鯨に会いたい、絶対会えるに決まってる、会えなきゃ困る、と半分祈るような気持ちで海を見つめていました。

ツアーにはもちろんガイドがつき、このガイドや他のクルー、船長など鯨を見慣れたスタッフが鯨の姿を探すわけですが、乗客も、鯨の姿を見たら皆に知らせるように言われます。鯨を探すポイントは、まずは潮吹きを見つけること。そこで全員が目を皿のようにして海を眺めます。

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船は東へ進み、ワイキキビーチやダイヤモンドヘッドの前を通ります。どんどん日が高くなって日差しも強くなるなか、ふと反対側を見たら、白い月がまだ高くのぼったままでした。(写真の画質が悪すぎてよく見えませんが、、、)。

でも鯨は影も形も見えず。

途中、2回ほど、ガイドが「あっちに潮吹きが見えた」と言って、その方向へ船を進めたことがありましたが、鯨の姿はどこにも見えず。そうこうしているうちに、1時間半のツアー時間が終わりに近づいてきました。

さて、いくつかの会社が開催している鯨ツアーは、「鯨が見られなかったら、鯨ツアーに無料で再参加を保証」という条件をつけているところが多い模様。わたしが参加したツアーは、参加当日から1週間以内のツアーに無料で参加可能ということになっていました。でも、わたしには1週間も時間はない。今日、きょう見られなくては意味がないのだ。

そういうこともあり、1回目がダメでもまだ同じ日に2回チャンスがある、という理由で朝いちばんの回に申し込んだのだけれど、考えてみると、朝いちの船出は、その日は鯨がどのあたりにいるのか、まだ見当がつかない状態なわけで、2回目以降のほうが狙いがつけやすいのかも、、、と、鯨の姿が見られないまま船着場に戻り始めた船上で考えました。しかし、クルーは潮吹きを見たらしいしなぁ、、、まさかそれで「鯨は見えた」ということにされてごまかされたりしないだろうな、、、と一瞬、不安がよぎる。

もうじき船が船着場に到着、、、というところで、「イルカがいる!」という声が。
(ちなみにハワイでは鯨よりもイルカのほうが断然、目撃率が高いらしいです。)

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かなりの数が群れをなして船の周りや下を泳いでいきました。

鯨が見られず、テンション低めだったお客も、「かわい~!!」と一気にはしゃぎまくり。

…そういえばわたしは、野性のイルカを見たのは初めてだったかも。ちょっと嬉しい。

わたしの邪推とはうらはらに、「ツアー再参加」券があっさり発行され、客は下船。船上でガイドが「今日はこのあと14:30からのツアーに参加できます、オフィスに電話してください」とアナウンスしていたのですが、、、次(9:30発)の回はだめなの??電話じゃなくてこの場で予約できんの??とダメもとで船着場の小さな小屋(?)のおねえさんに交渉したらあっさりOKが。やった~、聞いてみてよかった。

というわけで約30分その場で待って2回目のツアーに出発。今度はさっきよりもぐっと客が増えて20~30人くらい。今度のほうが子連れ客や年配の客が多かったようでした。

もうガイドの説明もひと通り聞いているし、海から眺めるダイヤモンドヘッドの写真も撮ってあるので、全神経を鯨探しに当てて、じっと海を見つめる。この回で鯨が見られなかったら3回目にも無料で乗れることは確認済み。ハワイ最後の1日、ホノルル滞在で唯一の1日は、わたしにとって鯨を見るための1日なのだ。

しかし、船が出てからまたイルカの群れの脇を通った(3頭くらい並んでジャンプしていてすごかった)ものの、今度も鯨の姿はなし。

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途中、潮吹きが見えたとのことで船を回して止まったりしたけれど、わたしを含めツアー客の目には何も見えず。

また見られないで終わっちゃうのかなぁ、、、と、どこまでも青い海を眺めつつ思い始めました。

そのとき、ガイドが「船長があっちに何か見たらしいのでそちらに向かいます」と言いました。ダメかもしれない、と思っても、そう言われればやはりその方向を見てしまう。

皆、固唾を呑んで一方向に視線を注ぎます。

どこだ、どこだ、どこにいるんだ。


とそのとき。

あ!

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いた!!
(画質最悪で見えづらくてすいません、、、)


あそこだ!と思わず叫ぶ客、わたしを含め数名。他の客も、どこだどこだ!と同じ方向に必死に焦点をあわせます。すると、もう1回、また1回と鯨が潮を吹き、そして海面に鯨の姿が現れてきました。すごいすごーい!と船の上、もう大歓声。

船はゆっくり鯨に近づいて進み、鯨も船のほうに近づいてきました。
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鯨は母子(だとガイドが言っていた)が連れ立って、水面に出たり沈んだり、潮を吹いたりしながら泳いでいました。かなり近くまできて、うわぁ~すごいすごい、すごいよ~っと思っていたら、、、アレ??急に船が鯨から遠ざかり始めました。

時間が近づいてきたので船着場に向かいま~す」と非情なガイドの声。え、、、こんな近くにいるのに、鯨、まだ逃げてかないのに、そこにいるのに、、、と思うも、1時間半という時間が決められたツアーで、もう客は「鯨を見た」ので、時間が来たら帰るのみ、というところでしょうか。

今日は鯨は大きくジャンプしたり、しっぽを見せてみたりはせず、機嫌よさそうに潮を吹きつつ泳いでいるだけでしたが、どうしても見たかった鯨をあんな近くで見ることができて、感無量。ぐんぐん遠ざかる鯨の姿と、吹き上げた水しぶきが見えなくなるまで、ずーっとずーっと眺めていました。
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鯨さん、またね、さようなら。


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by zochika | 2005-03-12 03:09 | ハワイ
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