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ハワイ発、ハワイとは関係ない日々の食べ物記録+α(~2005年2月)
by zochika
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日本より19時間後れだよ。

孤島のなかの孤島

ハワイで初めて住んだ家
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…の、1本表通り。これが表通りかよ!って感じですが。







2003年、ハワイに住み始めて、初めて住んだ場所は、アメリカ本土から遠く離れたハワイのなかでも、中心になるオアフ島から最も離れたハワイ島の、その中心となる町からさらにまたずずーんと離れた片田舎でした。


この家がどれだけ田舎だったかというと、最寄の街(ガソリンスタンドや小さな店がある界隈)まで車で10~15分。その間、日本ではないので自動販売機なんてものもありません。お隣さんというのはいなかった気がするし、唯一、視界に入るご近所さんは、家の裏にある大家さんだけでした。そもそも、うちの通りに建っている家というのはいったい何軒あったのだろうか。もしかしたらうちだけだったかもしれない。


家の周りはもじゃもじゃと木が生い茂り、裏には確かパパイヤの木があったはず(パパイヤよりはマンゴーが好きなので、マンゴーだったらよかったのに、と思った覚えが)。電気と水道、電話はありましたが、水道がいまいち整備されておらず、水道の水が(浄水器を通しても)飲めない。それでも小さな台所には大きなオーブンがあったあたり、やはりアメリカなのだなぁと思ったものでした。それはともかく、極めつけは、郵便が届かないこと。


ご存知の方も多いと思いますが、欧米諸国では日本と異なり、人間の生活が営まれている限りは、どんな小さな道にも(ほぼ)必ず名前がついています。なので、「名もない小さな道」に住むということは実質上ないわけで、こんなど田舎のうちにも、道の名前はちゃんとついていたし、ほかに何軒の家があったのかはともかくとして、うちの住所には通りの番号もついていました。したがって、その住所を書けばものは届くはず、と思いますよね。それが届かないのです。


最初に知ったときは本当に驚きましたが、なんと「郵便配達域」というようなものが存在するらしく、うちはそのなかに入っていなかったのです。じゃあ、うちの住所が書かれた、うち宛ての郵便物はいったいどうなるのかというと、最寄の郵便局留めをくらうのです。なので、それを受け取るためには郵便局に赴かなければならなりません。郵便局から「郵便物が届いてますよ~」なんて連絡はいちいち来ませんので、こちらから時期を見計らって(または定期的に)行って確認しないとならぬわけです。


もうひとつ、日本と比べてアメリカで普及しているものとして、郵便局の私書箱(Post Office Box; P.O.Box)という制度があります。もちろん、日本の郵便局にも私書箱はありますが、一般家庭でそれを日常で利用しているお宅は多くないのではないでしょうか。アメリカでは、普通に郵便が届く場所に住んでいても(ってそれが普通)、地元の郵便局に私書箱を持つ(というか借りる)人は結構いると思います。自分の実際の住所を人に知らせなくても済むので、そういうところがいいのでしょうか。実際のところはよく知りませんが。


で、うちでも私書箱を持っていて、郵便物は郵便局に行って確認していたので、うちに直接郵便物が届かなくてもそれほど違いもなかったんですけどね。とにかくも、「普通の郵便が届かないような地域があり、自分がそこに住んでいる」という事実が相当、驚きでした、はい。ちなみに、FedExやDHLといった、日本でいうところの宅配便はちゃんと届きました。しかし、同じハワイ島内ならばまだしも、島の外、アメリカ本土や日本を含む外国などからこの手の貨物輸送手段を使うと、恐ろしい金額がかかるわけです、これがまた。


その頃、当地では(うちがど田舎なのを差し引いても)まだそれほど高速インターネットというのは普及していなくて、うちも辛うじてダイヤルアップ接続だったんですが(遠い目)、ハワイに来る前、日本にいたときも、仕事以外でネットを使うことはほとんどありませんでした。日本を離れて外国で生活するようになって、仕事以外のいろんな調べものをしたりするのにネットを使うようになり、その頃からいろんなサイトを見るようになったわけですが、ネットショッピングを使うようになったのもこの頃でした。初めての外国暮らしで売っているものがおもしろかったのと、近くで買い物する場所がない鬱憤が重なって、いろんなサイトを見ては、ほーっこれが食べてみたいとか(←食べ物ばっかかい)、これは何だろうとか興味を膨らませていたものでした。


そして、さんざんサイトを見てまわって、よし、と心を決めてお買い物に踏み切ったとして、10回のうち5回はハワイが配送対象外("contiguous states"と呼ばれる、アメリカ本土の地続きになっている州以外の地域、つまりアラスカとハワイの2州、さらにはグアム・サイパンなどの領土は特別扱いにされていた)で問題外。その残り、ハワイが配送対象になっている5回のうち4回は、送料を見て恐れおののき諦めたものでした。わたしが買いたいもの(お菓子とかね)の値段なんてたかが知れていて、せいぜい数十ドル程度だったと思うのですが、ほぼ間違いなく送料が同じくらいかかるか、下手すると送料のほうが高くなるのでした。そうやって、お買い物を諦めたことは数知れず。まあ、その問題については、その後同じハワイ島でもう少し街なかの、ちゃんと普通に郵便が届く場所に引っ越してからも、引き続き残ったわけですが。


その昔、大学生の頃、地方出身の友人に年賀状を送るのに、実家の住所を聞いたら番地がなくて、「ほんとにこれで届くの??」と何度も念を押したことがあったのですが(ちゃんと届いた、、まあ、届くからその住所を教えてくれたわけですが)、その頃はまだ、番地があるのに手紙が届かない家に自分が住むことになるなんて思いもしなかったんですけれどね。人生わからないものです。
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by zochika | 2008-08-31 11:45 | ハワイ
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