10月30日(土)
今晩は同居人の知人のお誘いで、パーティーというか集まりに顔を出してきました。本日のお題はDia de los Muertos、「死者の日」というお祭です。
メキシコのお祭「死者の日」は、11月1・2日にあたり、その名のとおり先祖や死者の魂をまつる行事(らしい)(たぶん)。10月31日のハロウィーンと時期がほぼ同じで、両方とも幽霊だの死者だの関係してそうなテーマですが、こちらは日本ではいちだんとなじみがないように思います。わたしも、アメリカに来てから初めて知りました。
ともあれ、死者の日には何をするのか(食べるのか)も知らないし、同居人も誘ってくれた知人本人以外ほとんど知り合いはいないと言いつつ、「メキシコ料理屋がケータリングするらしいし、行ってみよう」という言葉に乗せられて、大雨のなかほいほい出かけたわけです。
着いてみると、その知人のお宅のガレージに風船やら幽霊のオーナメントやらが飾られていて、なかでも目立っていたのはこのガイコツのライト。暗い中にしゃれこうべ(って古い言葉ですかね)と骨が浮かび上がっていて、なかなか不気味。頭蓋骨の一方に寄り添うように丸まっていたのは…猫(上の写真の左側です)。ぴくりとも動かずに丸まっていたので、一瞬、置物かと思ったが、ここのお宅は動物好きで犬と猫がたくさんいると聞いていたので、ああ本物か~と納得。ちなみに犬4~5匹、猫7~8匹いたらしい。
われわれはだいたい時間通りに着き、他にも何組も人が来ていたので、とっとと食事開始。

料理は室内に置いてあって、各自それを取る。シーザーサラダにトルティーヤ、それと一緒に食べるチキンとポークの料理、サルサにワッカモーレ、サワークリーム、赤キャベツのコールスローなど(など、ってそれで全部だったかも)。それを持ってガレージへ。

料理は普通においしかった。でも実は、ちろっと皿の端に写っているチップスが激ウマで、これがいちばんヒットだったかも。
メキシコ料理じゃなくてもコロナビール大好きな同居人も、今は禁酒中なので、2人でジュース。
デザートもあるでよ~と言われていたのに、チップス食べすぎで既に満腹(汗)。それでも、とりあえず味見だけでもとがんばって立ち上がる。(別にがんばらなくても…?)

それがこちら。オオ~ …何やらめちゃくちゃ甘そうだが、デコレーションは凝っていていいではないかっ。
このケーキが2皿並んでいて、なぜかもう1個のほうはガイコツのデコレーションなし(めんどくさかったのだろうか…?)。そちらは既に切り分けてあったので、ガイコツはそっとしておいて、切り分けたほうからひと切れ取った。
アメリカのケーキには概して慎重な態度で挑むが、これは予想したほど激甘ではなかった(十分甘かったけど)。ケーキもクリームもチョコたっぷり、コーヒーのきいた味でなかなか。でも3口くらいで満足。横にあった半円のはココナッツマカロンで、こちらは容赦なく甘かったので1口でギブアップ。残りは同居人へ。
本当は、焚き火をやる予定だったらしいのだが、何せ大雨なのでそれは諦めたらしい。しばらく談笑して、満腹を抱えてすたこら帰ってきました。
それって食い逃げ…?(汗)